2025年4月30日水曜日

第10回津市白山町茶会 体験記

 昨日、建築士の先輩のお誘いで、白山町で開催された「第10回津市白山町茶会」に参加しました。

先輩は、古い建物の一部を活かしながら茶室へとリノベーション設計を担当され、その「煎茶黄檗皎上月流家元屋敷」にて、煎茶席・抹茶席・座禅席を堪能してきました。


座禅席:初めての「無」の時間

 初めての座禅体験。足を組むことは出来ませんでしたが、背筋を伸ばし、深く息を吸い込み、ゆっくりと吐き出すことで呼吸を整える、、この「無」の時間を5分体験しました。とはいえ、頭の中に様々な思考が浮かび、「何も考えない」という境地にはまだほど遠い、、、。ですが、初めてならそれで良いのだと教えていただきました。少しずつ練習を重ねていけたらと思います。


煎茶席:忘れられない一煎目

 煎茶席では、玉露を三煎まで戴きました。特に一煎目の味わいが衝撃的で、「お茶って、こんなにも美味しいものだったのか、、、!」と驚きを隠せませんでした。じっくりと抽出された茶葉の繊細な甘みと旨みに、心が奪われました。


抹茶席:茶人の世界に思いをはせる

 掛け軸、茶壷、釜、炉縁など、茶室に並ぶ道具についての説明を聞きながら、お茶の作法を目の前で拝見しました。遠い昔の茶人たちの所作や精神を想像しながら、目の前に広がる庭の景色を楽しみつついただいたお菓子と抹茶。その一服の時間は、まさに至福のひとときでした。


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