ゴールデンウイークに日光東照宮を訪れました。
ここには以前、中学の修学旅行で来たことがあります。
その時の記憶では、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿は
本殿に有ると思っていましたが、実際には本殿手前の建物に
刻まれていました。記憶とは曖昧なものですね。
眠猫も有名で、左甚五郎の作と伝わっています。
裏側には二羽の雀の彫刻があり、牡丹の花咲く下で日の光を浴びながら
子猫が安らかに眠り、雀が戯れる様子が描かれています。
この情景は、「強い者が弱い者を虐げることの無い共存共栄の
平和な世の中」を表現しているとも言われています。
また、徳川家康公の墓所へ向かう奥社参道には207段の石段が続いています。
階段は一段ごとに一枚石が用いられ、傾斜部分の石柵は笠も柱も
土台も一枚の石をくり抜いて作られているそうです。
たくさんの人が訪れていたので、207段の石段もゆっくりと登ることが出来
助かりました。
400年以上前に建築された東照宮。その時代に携わった職人たちの技術力
には圧倒されるばかりでした。
年を重ねるごとに、こうした歴史的な建造物の見かたも変わって来るもの
ですね。
今回の訪問では、改めてその奥深さを感じました。
もりもと