2022年7月3日日曜日

脅威の暑さとオイルマネー


こんにちは

設計担当のなかむらです


先月末、例年より早い梅雨明けを迎え

そこからインターバル無しの記録的な猛暑日


全国6地点で最高気温40℃台と文字通り猛烈な暑さが続いております。


私の認識ですと本格的な夏といえば7月から9月だと思っておりましたが

どうやら6月もその仲間入りを果たしたようです。


これは中東並みの暑さなのでは?と思いふとドバイの外気温を

調べると連日40℃超えは当たり前。

時には50℃近くまで上がる日もあるそうで

アツアツのおしぼりを身に纏っているような感覚らしいです。


屋外に出るのも危険な暑さの中、今年は中東のカタールで

サッカーのワールドカップが開催されます。


史上初の冬開催と相成ったもののそれでも30℃近い気温を記録する中東の酷暑。


どういった対処を施すのかと気になり再び調べると

開催されるすべてのスタジアムで冷房システムを導入させるとのこと。


気温が暑いのであればスタジアム全体を丸ごと冷やしてしまおうという

シンプルで途方も無い発想に思えましたが

それを実現してしまうのがオイルマネーであり

その暴力的なまでの資金力に脱帽しました。


ちなみに海外メディアが今大会の開催費用を試算したところ

なんと約34兆円であると発表・・・


国家予算並みの資金をスポーツイベントに費やすカタールワールドカップは

オイルマネーの力を存分に見せつける大会になりそうです。


ちなみにスタジアムの設計には世界的建築家のザハ・ハディドや

フォスター&パートナーズなどが手がけているので

設計に携わる者として意匠的・機能的な観点から見ても楽しみです。


アル・ワクラ・スタジアム/ザハ・ハディド
収容人員40,000人

ルサイル・アイコニック・スタジアム/フォスター&パートナーズ
収容人員86,250人


スタジアム冷房システム
(おそらくこんな感じ・・・)



それではみなさん、引き続き熱中症には十分に気を付けて

水分補給を忘れずにお過ごしください。

                          なかむら